第11号 (2010/5/31)

森鴎外「うた日記」論 二つの魂
   西村 好子

森鴎外大塩平八郎』論
   上野 芳喜

夏目漱石における<罪> 漱石的<罪>と天道思想
   佐藤 良太

夏目漱石「それから」論 <自然>の愛をめぐって
   岡本 直茂

宇野千代色ざんげ」の成立過程 「情死未遂」との関係から
   荒井真理亜

中島敦『李陵』論 「武人」の面目と「男」の面目をめぐって
   金 蓮花

満洲文学>のある一面について 日向伸夫の『第八号転轍器』論
   魏 舒林

福永武彦「海市」論 実験小説(ヌーヴォーロマン)による意識化された多義性
   稲垣 裕子

書評 黒田大河・重松恵美・島村健司・杣谷英紀・田口律男・山崎義光共編『横光利一と関西文化圏』
   森本 智子

書評 西村好子著『寂しい近代 漱石・鴎外・四迷・露伴
   三品 理絵

書評 疋田雅彦/日高佳紀日比嘉高編著『スポーツする文学 一九二〇ー三〇年代の文化詩学
   杣谷 英紀