第5号 (2004/3/31)

たけくらべ』論 明治少年少女の実態を考察する視点から
   沈 彗敏

神経衰弱と<狂気> 漱石『文学論』
   荻原 桂子

メディアの中で生成される<私> 志賀直哉「大津順吉」に見る自己語りの様相
   亀井 千明

幻想のディスクール 内田百輭「道連」の構想と変容
   木村 功

小さな王国」論 ある歴史家の挫折
   中谷 元宣

谷崎潤一郎「或る罪の動機」論 犯人と探偵の造型をめぐって
   永井 敦子

西脇順三郎における「メカニスム」 『超現実主義試論』と『Ambarvalia』を中心に
   叶 真紀

宇野浩二『思ひ川』論 その創作意図
   増田 周子

Papa told me」の<聖域> ジャングルジムの涯のこどもたち
   諸岡 知徳