漱石の「超自然」(その1) 神秘家としての一面
仲 秀和
松岡国男新体詩「暁やみ」と田山花袋「蒲団」 歌(詩)と散文(小説)と
高橋 博美
再会の物語とモチーフ 『最後の一句』を中心に
日塔 美代子
魔境という<狂気> 漱石『明暗』
荻原 桂子
宮沢賢治「ポラーノの広場」論 或るモダン青年の手記
森本 智子
中島敦「北方行」の方法 登場人物の言語認識を視座として
橋本 正志
『春琴抄』に形象された谷崎の美 谷崎の芸術意識とプラトンのイデア論との関係性からの考察
中野 登志美
北條民雄とハンセン病文学(癩文学) 一九三〇年代における「いのちの初夜」の特異性
中谷 美紀
島尾敏雄『贋学生』論 「反戦争小説」としての読みの可能性
巻下 健太郎
『「雨の木」を聴く女たち』に示される<救い> 「雨の木」の暗喩をめぐって
狩谷 直志